パソコンに接続できないボイスレコーダーをパソコンにつなぐ! [PC]
ICレコーダー、もしくはボイスレコーダーなるものがありますよね。最近のものはメモリーカードに保存するものや、USBでパソコンと接続できるものが出ています。
しかし、古いレコーダーや安いものだと、本体内蔵のメモリーに録音して、外部にデータを移動できないものがあります。(写真に写っている機種はメモリースティックがあるので、データ取り出しは簡単です、参考写真と考えてください)
本体内蔵のメモリーに保存するものだと、メモリが一杯になるとデータを消さなければなりません。しかし、残しておきたいデータがあると困ってしまうわけです。
今回、そのような依頼が来ました。
データを取り出せないので、とりあえずPCにそのデータを録音して残します。
USB接続ができなくても、外部出力端子がなくても、イヤフォンの端子はあるはずです。ここから出力させます。まず、イヤフォンの端子にケーフルをつなぎます。
そのケーフルをパソコンのライン入力の端子に接続します(マイクの端子でもいいです)。接続して再生するとパソコンからICレコーダーの音が聞こえると思います。もし、音が出ないようでしたらサウンドのプロパティからラインinのボリュームを調整してください。マイクにつないでいる場合はマイクのボリュームをチェックしてみてください。
で、パソコンから音が出ればあとはそれを録音するだけです。
なのですが、OSがWindowsXPだと少し問題があります。XPに付属しているサウンドレコーダーは60秒しか録音できません。
裏技でサウンドレコーダーの録音時間を延ばす方法がありますが、結構手間がかかるので面倒です。
そこで、別のソフトが必要になります。有料のものもフリーのものもあるので、好きなものを使えばいいです。とりあえず、私が使っているフリーソフトは”ぽけっとれこーだー”です。
超シンプルで本当に録音するだけの機能しかないですが、逆にそれが便利で使い勝手がいいです。機能が少ないってことはソフトもコンパクト(軽い)で邪魔になりません。
機能がないと言ってもタイマー録音なんかはできます。
このソフトを使う際に気をつける点をあげるとすれば、保存する場所にこのぽけっとれこーだーを置いてください。
ぽけっとれこーだーがある場所に保存されます。手動で停止ボタンを押す場合だと、停止した後保存先を聞いてきますが、タイマー録音だと事前に保存先を指定したりできません。強制的にぽけっとれこーだーの置いてある場所にデータが保存されます。
それから録音されるファイル形式はWAVになるので、かなりサイズが大きいです。保存形式はこれだけです。MP3とかWMAとかの形式で扱いたい場合はその後に、自分で変換することが必要です。
でも、PCに取り込めば、そのあと変換したり編集したりはお好みでできます。なので、ここまでできれば問題ないかと思います。
この方法は他にも応用がききますよ、例えばMDに録音してある古いデータをPCに取り込みたいとか・・・。
ただ、この方法はICレコーダーに録音してあったデータを、パソコンでもう一度録音しなおしているわけです。したがって、1時間の会議を録音したデータであれば、当然録音するのに1時間かかるわけです。
メモリーカードやUSBでパソコンに接続できるタイプなら単純にデータを移動するので、データのサイズにもよりますが、数秒で終わることと思います。
ですので、もし、ICレコーダーを購入する予定がある方にはメモリーカードか、USBでパソコンと接続できるようなタイプを強くおすすめします!
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