ボリショイサーカス! in 有明コロシアム [レクリエーション]

borisyi.jpg昨日、新人と副社長をつれてボリショイサーカスに行ってきました。

知り合いから、 自由席をただでもらいました。

サーカスってまだやってたんですね。子どもの頃、キグレ大サーカスに連れて行ってもらったことを思い出しました。私たちの頃のサーカスと言えば子どもにとって一大イベントだったし、大人にとっても楽しいイベントだったと思います。

しかし、時代は流れ、いわゆるベタなサーカスの話題はあまり聞かなくなりました。

では、現代のサーカスはすたれてしまったのかと言えば、そうではありません。現代サーカスは総合舞台芸術と言うべき、強力な演出とパフォーマンスとともに大人気になっています。

そうです、シルクド・ソレイユが手がける舞台が現代サーカスとして成功をしているわけです。

しかし、サーカスといって誰もが思い浮かべるベタなサーカスは存在感が薄くなっているようです。

ボリショイサーカスといえば、子どもの頃は今のシルクド・ソレイユと同じくらい話題のサーカスでした。

子どもができてこんな形で行くことになるとは思ってもみませんでした。

もらったチケットは自由席でした。ところが、窓口でチケットをみせると、何も言わずにS指定席のチケットに交換してくれました。

どうして?

中に入ると、会場に対してお客は40%くらいしかいませんでした。なので、結局指定された席じゃなくて、うちの新人が見やすいところで開いてる席に勝手に座っちゃいました。

天井から下ろされている紐にぶら下がって、曲芸を見せたり、犬たちのパフォーマンス、豹が火を飛び越えたり、空中ブランコ、シーソーを使って飛び上がって芸をしたり、象による演技など、もうこれぞサーカスという分かりやすい、絵に書いたようなサーカスでした。

でも、やっぱり何処となく古さを感じてしまうのですよね。

レトロなイメージがどうしても拭えませんでした。

会場が広かったのかもしれませんが、40%くらいしか席がうまってないとかなりガラガラな感じがします。そんな中で懸命に命がけの演技をしてるサーカスのスタッフを見ていると思わず涙が出てしまいました。

場末のさびれたサーカス、なんか悲しいものの象徴みたいですよね。

とにかく哀愁一杯でこの哀歓が訴えるものがあって、逆に見て欲しいと思いました。泣けるサーカスです。

でも、でも、年配の人には大人気だったことを付け加えておきます。

おじいちゃん、おばあちゃんがかなり来ていたんですが、この人たちにはもう大盛況でしたね。

「やっぱりサーカスは凄いねぇ」と心から楽しんでいるようでした。

考えてみれば、シルクド・ソレイユをサーカスとして年配の人に見せても、全く理解できないのかもしれませんね。猛獣が出てきてハラハラしたり、空中フランコにドキドキしたり、そういうのがやっぱりサーカスなのかもしれません。

とにかく、今だからこそ、風前のベタなサーカスを見てみたらどうでしょうか?違った意味でかなり楽しめますよ~。

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