三鷹の森ジブリ美術館でのちょっと感動した話。 [レクリエーション]
月曜日に家のチビを連れてジブリ美術館に行ってきました。
これ↓
http://studio-kirin.blog.so-net.ne.jp/2013-04-02
そこでこんなことがありました。
ありがちな話なんで、よくあるエピソードだとはおもうのですが・・・。
実はチビはジブリの映画が大好きで家でよく見ています。なので、ジブリ美術館に行くと知ってから大喜びでした。
そして、いよいよその日がきました。すると朝から机に向かって何かをしていました。
しばらくすると「トトロにお手紙をかいたの」と手に一枚の紙を持ってやってきました。
チビはまだ字が書けないので、鉛筆でなにやらぐちゃぐちゃと落書きのようなものがびっしりとかかれていました。
そしてチビが大切にしているシールが貼ってありました。
まるで絵に描いたような展開でした。しかし、勿論ジブリ美術館に行ったところで本物のトトロに会えるわけではありません。
でも、手紙は渡せないよと言ったところでチビは理解できないと思ったので、とにかくその手紙を持って美術館に行きました。その時はトトロの人形かなんかに渡せば納得するだろうとあまり深く考えずに出発しました。
ジブリ美術館に行ったことがある人は分かると思いますが、美術館の外にトトロが受付をしているチケットブースがあるんです。これは偽で本当の入り口とチケット受付は正面にあります。
その偽チケッドブースでトトロを見つけたのですが、ここのトトロはガラスの向こうにいて触ることも手紙をわたすこともできません。
とりあえず美術館に入場。当初テーマパーク的なものをイメージしていたので、中に入るとジブリのキャラクターの人形なんかが一杯あるんだろうなと勝手に想像していました。
ところが、実はそういったものは殆どないのです。常時あるのはネコバスとロボット兵くらいみたいです。
しかし、そんなことは関係なく、チビは館内をいろいろと動き回ってあっちだこっちだとチョロチョロしていました。
そして、いよいよ帰るという時になった時「トトロに手紙を渡す」と言い出したわけです。
「う、こいつまだ覚えていたのか・・・」仕方ないので、こう言いくるめました。
「トトロはね、今日は森にどんぐりを拾いにいってるんだって、だからお留守なんだってさ」といいました。
しかし「トトロにお手紙わたしたい」とチビはぐずりだしました。
そこで、「じゃ、お姉さんにトトロが帰ってきたらわたしてくれるように頼んでみようよ」と提案。
チビはあまり納得はしてなかったのですが、渋々了承。
それで副社長とチビと三人でインフォメーションのカウンターのお姉さんのところに行きました。
「ほら、お手紙を渡して」と私たちが促すと、チビは恥ずかしそうにお姉さんに手紙を出しました。
「トトロに渡してください」とチビが言いました。すると。
「お手紙書いてくれたの?じゃトトロに渡してくれるかな」とお姉さんが無線で何やらスタッフと連絡を取り始めました。
「もしかするとトトロに渡せるかもしれないよ」とお姉さんは無線で連絡と取りながらチビにいいました。
「大丈夫ですか?OKですね」と無線との会話が終わると、私たちにいいました「今スタッフが案内しますね」と一言。
向こうから男のスタッフがやってきて「こちらにどうぞ」と私たちを受付のある入り口の方へ案内してくれました。
入場券を渡してくれるチケットカウンターの背後に実はトトロの人形がおいてあったのです。入場した時はバタバタしていたので気がつきませんでした。
「こんなところにトトロがいたのか」と私もびっくり。
そして、その受付カウンターの中にチビをいれてくれて、直接トトロに手紙を渡すことができました。
チビも一応納得していました。しかしなんだか少し不思議そうな感じでした。
この対応には私たち夫婦は凄く感激してしまいました。スタッフにお礼を言って、無事、美術館を後にしました。
帰り道「トトロにお手紙渡せてよかったね」というと、チビはこういいました。
「うん、でも、今度は動いているトトロに渡したい!」
あらら。
スタッフの方、本当にありがとうございました。
またチビをつれて遊びにいきます。これからも子どもたちにそして大人たちに、素敵な時間をプレゼントし続けてくださいね。
ちなみに入場券はセル画になっています。
自分はアリエッティでした。副社長はゲド戦記でした。選ぶことはできません。受付でランダムにもらえます。