エステー エアカウンターS を使ってみた。 [デジタル]

福島原発の事故から一年が経過しました。

政府は収束宣言をしましたが、現状は今も放射能は漏れ続け、現場での作業も続いています。超危機的状況は脱したとは言え、危機的状況であることにはあまり変わらないように思います。

というのも、福島原発が完全に人のコントロール下におかれたかと言えばそうではないからです。炉心内部がどうなっているのか、燃料はどうなっているのは結局あけて見なければ分からないと言っているわけですから、開けてみれる日がくるまではコントロール下においたとは言いがたいのではないでしょうか。

東電の企業向けの値上げが見送りになるそうです。値上げの拒否ができることを企業側に説明してなかったそうです。拒否権には触れないでシラーっと値上げするつもりだったんでしょうね。福島原発の事故を起こしても全く反省とかないんですね。懲りてない。あきれてしまいます。

air1_R.jpgとまあ、前置きが長くなりましたが、エステーのエアカウンターS なるものを購入してみました。家庭用放射線測定器です。いわゆるガイガーカウンターのお手軽版みたないものです。

驚きましたね。こんなものが出回るようになったんですね。これはエステーから発売されています。総合企画、開発はタカラトミーアーツがやっているようです。どっちにしても日本では有名なメーカーです。それが家庭用に放射線測定器を作っちゃうようになったんですね。一般家庭で普通に放射線を測定して生活することが当たり前になってきているということなんですかね。

こんな国になってしまったんですね。

air2_R.jpg中にはエアカウンターSと説明書、放射能の基礎知識なるブックが入っていました。エアカウンターSはスティック型で単三一本で動くようになっています。実にシンプルです。操作も簡単でした。スイッチを入れるだけです。

スイッチを入れると液晶の画面に赤いLEDが点滅しながら35の数字が出てカウントダウンが始まります。35秒で予測数値が出ます。その後赤いLEDが約2分くらい点滅して止まります。そこで出た数値が確定数値となります。それだけで、その場の空間線量が計測できます。最近の電子体温計と似てます。

air3_R.jpg早速自宅のいろいろなとこで線量を測ってみました。だいたい0.05~0.09μSv/hでした。まあ、安全、問題ないと言われている数値でした。

しかし、エアカウンターSはガンマ線しか測れないし、精度も厳密なものではないと思います。

あくまで簡易的なものと思います。ですが、家庭用としては結構使えると思います。今のところ線量の高いところがないので、そういった意味では活躍する場面がないのですが、福島とその周辺の地域の家庭では役に立つのではないでしょうか?

確かに瞬時に測れないので、移動しながらの使用はできませんが、それでも、子どもの遊んでいる場所の線量を確認したり、自宅の線量を日チェックしたりといろいろ使えるので、ある特定の地域には国が配布するとかしてもいいかもしれませんね。

しかし、測定器を持って生活しなきゃいけない状況が原発事故の収束した状態とは思えませんね。まだ事故は本当の意味で収束していないのだと思います。

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